簿記の通信講座は、それぞれ特徴や強みが異なるため、自分に合った講座を選ぶことが合格への近道ですが、
「簿記の通信講座の数が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない…」
「自分に合った通信講座を探したい!」
「失敗しない選び方のポイントってあるの?」
そんな悩みや疑問でお困りの方もいるのでしょうか。
本記事では、人気の通信講座14社を徹底比較し、それぞれの特徴を分かりやすく解説します。
料金や教材、サポート体制などを総合的に評価し、ランキングにしているので、ぜひ、最適な講座の参考にしてみてください。
簿記講座のおすすめランキング14選
スタディング
スタディングは、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る通信講座です。
スマートフォンやタブレット一つで、講義の受講から問題演習、学習管理まで完結できるため、忙しい社会人や学生でもスキマ時間を有効活用して学習を進められます。
インプットとアウトプットを繰り返す独自の学習フローや、AIが最適な問題を提案してくれる機能も魅力です。
とにかく費用を抑えたい方、場所を選ばずに効率的に学習したい方に最適な講座と言えるでしょう。
クレアール
クレアールは、「非常識合格法」という独自の学習メソッドで高い評価を得ている通信講座です。
合格に必要な範囲だけを徹底的に学ぶことで、学習の効率を最大限に高めます。
質問回数が無制限という手厚いサポート体制も特徴で、分からない点をすぐに解消できるため、初学者でも安心して学習に取り組めます。
受講料も比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスとサポート体制のバランスを重視する方におすすめです。
フォーサイト
フォーサイトは、全国平均を大幅に上回る高い合格率が最大の強みです。
その秘訣は、合格点に狙いを定めた質の高い教材にあります。
フルカラーのテキストや、ハイビジョン撮影された講義動画は、記憶に残りやすく、理解を深めるのに役立ちます。
eラーニングシステム「ManaBun」も充実しており、ゲーム感覚で問題演習に取り組めるなど、学習を継続するための工夫が満載です。
実績と教材の質を最優先に考えるなら、フォーサイトが有力な選択肢となるでしょう。
ユーキャン
ユーキャンは、初心者でも分かりやすい教材で定評のある通信講座です。
イラストや図解を豊富に使ったメインテキストは、簿記の専門用語や複雑な仕組みも直感的に理解できるように作られています。
学習サポートも充実しており、質問への丁寧な回答や添削指導を通じて、着実に実力を伸ばすことができます。
長年の指導実績に裏打ちされた安心感を求める方や、簿記の知識が全くない初学者に特におすすめの講座です。
資格のキャリカレ
資格のキャリカレは、手厚いサポート体制とコストパフォーマンスの高さが魅力の通信講座です。
受講期間中であれば、何度でも無料で質問できるサポートがあり、初学者でも安心して学習を進められます。
万が一、試験に不合格だった場合に受講料が全額返金される制度や、合格時に次の講座が無料になる特典もあり、学習意欲を高く保てます。
費用を抑えつつ、充実したサポートを受けたいという方にぴったりの講座です。
資格の大原
資格の大原は、長年の実績と高い知名度を誇る大手資格予備校です。
経験豊富な講師陣による質の高い講義と、試験傾向を徹底分析して作られたオリジナル教材が強みです。
通信講座でありながら、全国の校舎で自習室を利用したり、直接講師に質問したりできるなど、通学講座に近いサポートを受けられる点も大きな特徴です。
受講料は比較的高めですが、実績とブランド力に裏打ちされた安心感を求める方には最適な選択肢と言えるでしょう。
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーの通信講座は、オンラインでの学習に特化しつつ、分かりやすさを追求した講義が特徴です。
プロの講師による丁寧な解説は、簿記の基本から応用まで、スムーズな理解をサポートします。
スマートフォンやPCでいつでもどこでも学習できるため、自分のペースで効率的に知識を習得することが可能です。
eラーニングならではの利便性と、質の高い講義を両立させたい方に適した講座と言えます。
LEC
LEC東京リーガルマインドは、法律系資格に強いイメージがありますが、簿記講座においても高い実績を誇ります。
「解き方」を徹底的に解説する講義スタイルが特徴で、単なる暗記ではなく、本質的な理解を促します。
長年の指導ノウハウが詰まったオリジナル教材は、頻出論点を効率良く学べるように工夫されています。
オンラインでの質問対応や自習室の利用など、サポート体制も充実しており、安心して学習に集中できる環境が整っています。
大栄
資格スクール大栄は、全国に展開する校舎での対面指導とオンライン学習を組み合わせた学習スタイルが特徴です。
一人ひとりの学習進捗に合わせてキャリアナビゲーターがサポートしてくれるため、モチベーションを維持しながら学習を続けられます。
試験合格だけでなく、その先のキャリアアップまで見据えたサポートが魅力です。
オンラインだけの学習に不安がある方や、個別のアドバイスを受けながら学習を進めたい方におすすめのスクールです。
ネットスクール
ネットスクールは、Webでの学習に特化した草分け的な存在で、オンラインでの指導ノウハウが豊富です。
特に、受講生同士が交流できるSNS機能や、講師とのライブ配信授業など、双方向のコミュニケーションを重視している点がユニークです。
孤独になりがちな通信講座の学習において、仲間と励まし合いながら学習を進められる環境は大きな支えとなるでしょう。
オンラインでの学習に慣れている方や、他の受講生との繋がりを大切にしたい方に最適な講座です。
資格の学校TAC
資格の学校TACは、資格の大原と並ぶ、業界を代表する大手資格予備校です。
圧倒的な合格実績と、それを支える質の高い講師陣、教材、カリキュラムが最大の強みです。
長年の試験分析に基づいた教材は、網羅性が高く、どんな問題にも対応できる実力を養成します。
全国に校舎があるため、通信講座でありながら通学と同様のサポートを受けることも可能です。
受講料は高めですが、合格の可能性を最大限に高めたいと考えるならば、最も信頼できる選択肢の一つです。
日建学院
日建学院は、主に建築系の資格で有名ですが、簿記講座も提供しています。
長年の資格指導で培われたノウハウを活かし、合格に必要なポイントを絞った効率的なカリキュラムが特徴です。
映像講義を中心とした学習スタイルで、時間や場所を選ばずに自分のペースで学習を進めることができます。
大手ならではの安定した品質とサポートを期待できる講座であり、特に建設業経理士と合わせての取得を目指す方にも注目されています。
日本マンパワー
日本マンパワーは、企業研修やキャリア開発支援で実績のある会社が運営する通信講座です。
そのため、単なる資格取得にとどまらず、実務でどのように簿記の知識を活かすかという視点が盛り込まれているのが特徴です。
テキストは図解が多く、初学者でも理解しやすいように工夫されています。
添削指導などのサポートも丁寧で、自分の弱点を的確に把握し、克服していくことができます。
資格取得後のキャリアまで見据えて学習したい方におすすめです。
オンスク.jp
オンスク.jpは、月額定額制で様々な資格講座が学び放題になるというユニークなサービスです。
簿記講座もその一つで、非常にリーズナブルな価格で学習を始めることができます。
講義動画は1コマが短く設計されており、スマートフォンでの視聴に最適化されているため、通勤時間などのスキマ時間を活用して手軽に学習できます。
とにかく安く学習を始めたい方や、簿記以外にも興味のある資格があるという方に最適なサービスと言えるでしょう。
簿記通信講座の選び方
自分に合った簿記通信講座を選ぶことは、学習効率を大きく左右し、合格の可能性を高める重要なステップです。
しかし、数多くの講座の中から一つを選ぶのは簡単ではありません。
そこで、講座選びで失敗しないために、比較すべき5つの重要なポイントを解説します。
これらの基準を参考に、あなたの学習スタイルや目標に最適な講座を見つけましょう。
1. 費用・安さを比較
講座選びにおいて、費用は最も重要な比較ポイントの一つです。
受講料は講座によって数千円から十数万円までと大きな幅があり、安価な講座は初期投資を抑えられるという大きなメリットがあります。
例えば、スタディングやオンスク.jpは業界でもトップクラスの低価格を実現しています。
ただし、価格だけで選ぶのではなく、教材やサポート内容とのバランスを考えることが重要です。
キャンペーンや割引制度を上手く活用することも、コストを抑えるための賢い方法です。
2. 講師・講義のクオリティを比較
講義の分かりやすさは、学習の継続と理解度を左右する crucial な要素です。
講師の解説が明快で、複雑な論点もかみ砕いて説明してくれる講座は、初学者にとって大きな助けとなります。
多くの講座では公式サイトでサンプル動画を公開しているため、事前に視聴して自分との相性を確認することが不可欠です。
例えば、クレアールのように合格に必要なポイントを絞って解説する講義や、フォーサイトのように視覚的に分かりやすい講義など、各社に特徴があります。
自分にとって最も理解しやすいと感じる講義スタイルを選ぶことが、合格への近道となります。
3. 教材の比較
教材の質は、学習効率に直接影響を与えるため、慎重に比較検討すべきポイントです。
テキストがフルカラーで図解が豊富なものは、視覚的に理解しやすく、記憶にも残りやすいという利点があります。
フォーサイトやユーキャンの教材は、この点で高い評価を得ています。
また、スマートフォンやタブレットでいつでもどこでも問題演習ができるeラーニングシステムが充実しているかも重要なチェック項目です。
自分の学習スタイルに合った教材形式(紙媒体かデジタルか)や、使いやすさを考慮して選びましょう。
4. サポート体制を比較
通信講座での学習は孤独になりがちなので、手厚いサポート体制は強力な味方になります。
疑問点をすぐに解消できる質問対応の有無や回数は、特に重要な比較ポイントです。
クレアールや資格のキャリカレのように、質問回数が無制限の講座は、初学者でも安心して学習を進められます。
その他にも、学習スケジュールの管理やカウンセリング、不合格時の返金保証など、講座によって様々なサポートが用意されています。
自分が学習を進める上で、どのようなサポートが必要かを考え、最適な体制が整っている講座を選びましょう。
5. 合格実績を比較
合格実績は、その講座の信頼性や指導力の高さを測る客観的な指標です。
全国平均を大きく上回る合格率を公表している講座は、それだけ質の高いカリキュラムや教材を提供している可能性が高いと言えます。
例えば、フォーサイトは非常に高い合格率を公式サイトで公開しており、その指導力に自信を持っていることがうかがえます。
ただし、合格率は算出基準が講座によって異なる場合があるため、参考情報の一つとして捉えることが大切です。
合格者の声や体験談なども合わせて確認し、総合的に判断しましょう。
簿記の試験概要と合格率・難易度
簿記検定の合格を目指す上で、まずは試験の全体像を正確に把握することが重要です。
ここでは、簿記試験の基本的な概要、2025年度の試験日程、そして気になる合格率や難易度について詳しく解説します。
これらの情報を事前に知っておくことで、具体的な学習計画を立てやすくなり、より戦略的に試験対策を進めることができます。
簿記の試験概要
日商簿記検定は、日本商工会議所が主催する、社会的に最も信頼性の高い簿記資格の一つです。
試験は、初級、3級、2級、1級の4つのレベルに分かれており、それぞれ求められる知識のレベルが異なります。
試験方式には、指定された日時に全国の会場で一斉に行われる「統一試験(ペーパー形式)」と、テストセンターで随時受験可能な「ネット試験(CBT形式)」の2種類があります。
特に3級と2級はネット試験での受験が主流となっており、学習の進捗に合わせて柔軟に受験タイミングを選べるのが大きなメリットです。
2025年度の簿記試験日程
簿記試験のスケジュールを把握し、学習計画に組み込むことが重要です。
2025年度の統一試験(ペーパー形式)は、例年通りであれば年に3回、6月、11月、2月に実施される予定です。
具体的な日程は、4月上旬に日本商工会議所の公式サイトで正式に発表されます。
一方、3級と2級で実施されているネット試験(CBT形式)は、テストセンターが定める日時で随時受験が可能です。
これにより、自分の学習が完了した最適なタイミングで試験に挑戦できるため、学習計画の自由度が高まります。
簿記の受験資格
簿記検定は、誰でも挑戦できる間口の広い資格です。
学歴、年齢、国籍、実務経験などの受験資格に一切の制限はありません。
そのため、高校生や大学生から社会人、主婦の方まで、幅広い層が毎年受験しています。
また、下の級から順番に受験する必要もなく、いきなり2級や1級に挑戦することも可能です。
ただし、簿記の知識が全くない場合は、基礎から着実に学べる3級からのスタートが一般的であり、最も効率的な学習ルートと言えるでしょう。
簿記の合格率・難易度
簿記試験の難易度は、級が上がるにつれて大きく上昇します。
合格率は試験回によって変動があるため、過去の推移を把握しておくことが、難易度を理解する上で役立ちます。
特に2級は、3級からのステップアップが大きく、多くの受験者が壁を感じる級です。
ここでは、3級と2級の合格率の推移と、それぞれの試験の難易度について具体的に見ていきましょう。
簿記3級の合格率推移
簿記3級の合格率は、比較的安定して高い水準を保っています。
- 統一試験(ペーパー形式): おおむね**30%~50%**程度
- ネット試験(CBT形式): 40%前後で安定(統一試験よりやや高い傾向)
これは、ネット試験の方が自分のタイミングで受験できるため、万全の準備を整えて臨む受験者が多いことなどが理由と考えられます。
いずれにしても、基本的な論点をしっかりと押さえれば、十分に合格を狙える難易度と言えるでしょう。
簿記2級の合格率推移
簿記2級の合格率は、3級と比較して大きく下がり、試験回による変動も激しいのが特徴です。
- 統一試験(ペーパー形式): 10%台の非常に難しい回もあれば、30%近くになる回もあり、安定していません。
- ネット試験(CBT形式): 30%台後半で推移することが多く、統一試験よりは安定しています。
これは、試験範囲に商業簿記に加えて工業簿記が追加され、連結会計などの複雑な論点も含まれるためです。
計画的な学習と十分な演習が合格の鍵を握る、歯ごたえのある試験と言えます。
簿記試験の難易度
- 3級: 初学者でも挑戦しやすい入門レベル。基本的な商業簿記の知識が問われ、企業の経理担当者に求められる基礎スキルが身につきます。
- 2級: 実務で通用するレベルとされ、難易度が格段に上がります。商業簿記の範囲が広がり、製造業の会計処理である工業簿記が加わるため、学習量が大幅に増加します。
- 1級: 最難関。公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門とされ、合格には相当な学習時間と努力が必要となる専門性の高い試験です。
簿記1~3級の勉強時間・期間
簿記の学習を始めるにあたり、合格までにどれくらいの勉強時間が必要なのかは、多くの人が気にするポイントです。
必要な学習時間は、目指す級や個人の学習経験によって大きく異なります。
ここでは、3級、2級、1級それぞれに必要とされる一般的な勉強時間の目安と、学習期間のモデルケースを紹介します。
これを参考に、自分のライフスタイルに合った無理のない学習計画を立てましょう。
3級に必要な勉強時間や期間
- 勉強時間: 50時間~100時間程度
- 学習期間: 1日に1〜2時間程度の勉強で1ヶ月半~3ヶ月ほど
例えば、平日に1時間、休日に3時間勉強するペースであれば、約2ヶ月で目標を達成できる計算になります。
2級に必要な勉強時間や期間
- 勉強時間: 150時間~250時間程度(3級の知識がある前提)
- 学習期間: 1日に2時間程度の勉強で3ヶ月~半年程度
工業簿記という新しい科目が加わるため、計画的に学習を進めることが重要です。
3級と2級を同時に目指す場合は、合計で200時間から350時間ほど見ておくと良いでしょう。
1級に必要な勉強時間や期間
- 勉強時間: 500時間~800時間(1000時間を超えることも)
- 学習期間: 1年~2年程度の長期的な計画が必要
会計学、商業簿記、工業簿記、原価計算という4科目をマスターする必要があるためです。
他の資格試験や仕事と両立しながら合格を目指すには、強い意志と効率的な学習戦略が不可欠となります。
簿記は独学でも合格できる?
簿記の学習を始める際に、独学で挑戦するか、通信講座を利用するかで迷う方は少なくありません。
結論から言うと、目指す級によって独学の難易度は大きく変わります。
ここでは、3級の場合と、2級・1級の場合に分けて、独学での合格の可能性と、通信講座の利用を推奨する理由について解説します。
簿記3級なら独学でも合格可能
簿記3級は、独学でも十分に合格が可能なレベルです。
市販されているテキストや問題集が非常に充実しており、分かりやすく解説されているものが多いため、それらを活用すれば効率的に学習を進められます。
- メリット:
- 費用を最小限に抑えられる
- 自分のペースで自由に学習を進められる
- デメリット:
- 疑問点が出てきたときにすぐに質問できない
- モチベーションの維持が難しい
簿記2級・1級は通信講座を推奨
簿記2級以上を目指す場合は、通信講座の利用を強く推奨します。
2級からは工業簿記が加わり、連結会計などの複雑な論点が増えるため、独学では理解が難しく、挫折してしまう可能性が高まります。
- メリット:
- 経験豊富な講師による分かりやすい講義
- 最新の試験傾向に合わせた教材
- 効率的なカリキュラム
- 質問対応などのサポート体制
初期投資はかかりますが、合格の可能性を考えれば、十分に価値のある選択と言えるでしょう。
まとめ
本記事では、簿記の通信講座おすすめランキング14選と、自分に合った講座の選び方、さらには簿記試験の概要や難易度について詳しく解説しました。
簿記の通信講座は、それぞれに費用、講義の質、教材、サポート体制、合格実績といった面で異なる特徴を持っています。
- 費用を重視するなら → スタディング
- 高い合格実績を求めるなら → フォーサイト
- 手厚いサポートが必要なら → クレアール
といったように、自分の優先順位に合わせて選ぶことが重要です。
また、講座選びで失敗しないためには、費用だけでなく、講師との相性や教材の使いやすさ、必要なサポートが受けられるかといった点を総合的に比較検討することが不可欠です。
この記事で紹介したランキングや選び方のポイントを参考に、あなたの目標達成に最適なパートナーとなる通信講座を見つけ、簿記検定の合格を勝ち取ってください。
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