「簿記を取りたいけれど、通信講座が多すぎてどれが良いかわからない」
「口コミを見ても、賛否両論で余計に迷ってしまう」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、「あなたの条件にぴったり合う1社を選び抜き、迷わず申し込みに進める状態」になることを目指します。
特に、仕事や家事で忙しく、「短期間で効率よく合格したい」「費用対効果を重視したい」と考えている40〜60代の方や、スマホ学習をメインに考えている方に向けて作成しました。
まずは口コミの正しい読み解き方から、絶対に外せないチェック項目、タイプ別の選び方まで、順を追って解説します。この記事を読み終える頃には、自分に最適な講座が明確になり、自信を持って学習のスタートラインに立てるはずです。
簿記通信講座の口コミを読み解くポイント
この章では、インターネット上に溢れる口コミに惑わされず、自分にとって有益な情報だけを抜き出すための「読み解き方」を解説します。
口コミは個人の感想であり、その人の「学習環境」や「前提知識」によって評価が大きく変わります。感情的な言葉(すごい、ひどい等)に流されず、事実ベースで判断する視点を持ちましょう。
直近の受講時期と合否報告を確認する
口コミの信頼度を判断する際、最も重要なのは「情報の鮮度」と「結果」です。 制度変更や試験方式(ネット試験など)の導入により、2年前の情報ですら古くて参考にならない場合があります。
以下のチェックリストを使って、その口コミが「今の自分」にとって参考になるかを確認してください。
- 投稿日: 24ヶ月(2年)以内の投稿か?
- 受講時期: 「2024年度版」など、最近の教材を使っているか?
- 受験回・方式: ペーパー試験(統一試験)か、ネット試験(CBT方式)か?
- 合否の結果: 実際に合格した人の意見か、途中で挫折した人の意見か?
- 使用教材の版: 改訂後の最新論点に対応しているか?
特に、古い教材で学習して受験した人の「試験に出ない論点があった」という不満は、講座の質ではなく、改訂情報の確認不足が原因のこともあります。常に最新情報を公式サイトで裏取りする癖をつけましょう。
良い口コミと悪い口コミの典型的なパターン
口コミには「よくあるパターン」が存在します。これらを知っておくと、自分にとって許容できるデメリットか、致命的な欠点かを冷静に判断できます。
典型的な良い口コミと悪い口コミを整理しました。これらを見かけたら、右側の「裏を取る質問」を自分に投げかけてみてください。
| 口コミの傾向 | 具体的な内容の例 | 裏を取るための「確認ポイント」 |
| 良い口コミ | ・短期間で合格できた ・質問への回答が早かった ・スマホだけで完結した | ・元々の知識(経理経験など)はあったか? ・「早い」とは具体的におよそ何時間か? ・本当に紙とペンを一切使わなかったか? |
| 悪い口コミ | ・スマホだと操作しづらい ・紙のテキストが欲しくなった ・質問対応時間が合わない ・内容が薄いと感じた | ・どの機能(仕訳入力、電卓等)が使いにくいか? ・紙テキストは別売オプションであるか? ・自分の勉強時間は深夜や早朝ではないか? ・「薄い」のは満点狙いではなく合格点狙いだからか? |
感情的な表現はひとまず横に置き、「自分ならどう感じるか」をシミュレーションするための材料として活用しましょう。
SNSと公式サイトの合格者の声を見分ける
公式サイトの「合格者の声」と、SNS(Xなど)やQ&Aサイトの投稿は、それぞれ役割が異なります。片方だけを鵜呑みにせず、両輪で情報収集することが大切です。
- 公式サイト(公式事例)
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基本的に「成功事例」のみが掲載されています。モチベーションを高めるために読みますが、そこに書かれている勉強時間や方法は「うまくいった人の例」であると割り切りましょう。必ず「集計期間」や「母数」が明記されているかを確認してください。
- SNS・Q&A(SNS一次):
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リアルな苦労や不満が見つかります。ただし、不合格の腹いせで書かれた極端な意見も混ざっています。
大手資格学校(TACや大原など)が公表している「合格率」や「難易度」の解説は、試験全体の傾向を知るための貴重なデータです。しかし、それが特定の通信講座の合格率とイコールではない点には注意が必要です。
スマホ学習の評価が割れる理由
「スマホで勉強できる」という点について、評価が真っ二つに分かれることがあります。これは、学習スタイルと期待値のズレが原因です。
- 1.可処分時間の細切れ化
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通勤中や家事の合間に「講義を見る」「一問一答をする」にはスマホが最強です。
- 2.演習の必要性
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簿記は実際に手を動かして「電卓を叩く」「仕訳を書く」作業が不可欠です。スマホだけで完結しようとすると、この演習不足に陥ります。
- 3.アプリの機能
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進捗管理やリマインド機能は便利ですが、それに頼りすぎて「わかった気」になってしまうリスクがあります。
「インプットはスマホ、アウトプットは紙とPC」というように、用途を分けるのが現実的です。フォーサイトの「ManaBun」のように、アプリ内でテキストデータが見られる機能もありますが、自分がどの程度スマホに依存したいかを事前にイメージしておきましょう。
紙テキストの必要性と理解のしやすさ
「やっぱり紙のテキストがないと頭に入らない」という声も多く聞かれます。 紙には、図表全体を俯瞰したり、計算のメモを書き込んだり、重要な箇所にマーカーを引いたりできるメリットがあるからです。
講座によって、紙テキストの扱いは以下の3つに分かれます。
- 標準同梱
-
最初から紙のテキストが送られてくる。
- PDFのみ
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基本はデータ閲覧。自分で印刷する必要がある。
- 別売オプション
-
必要なら追加料金で購入する(スタディングなど)。
特に、仕訳の練習や総勘定元帳の作成、CVP分析(2級)などの計算問題は、紙のほうが効率的に学習できる傾向にあります。「自分は紙で書き込みたい派か?」を自問してから講座を選びましょう。
通信講座を選ぶ5つの必須チェック項目
ここからは、実際に講座を比較検討する際に必ずチェックすべき5つの項目を解説します。 まずは全体像を把握しましょう。
- 1.費用
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総額(オプション込み)でいくらか?
- 2.質問サポート
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回数や返信速度は十分か?
- 3.教材・講義
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わかりやすさと相性は?
- 4.eラーニング
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アプリの使い勝手は?
- 5.実績開示
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合格実績は透明か?
2級・3級にかかる費用と相場の目安
費用を比較する際は、表面的な受講料だけでなく、「実際に合格するまでにかかる総額」で計算しましょう。
- 標準価格
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基本のコース料金。
- オプション費用
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紙テキスト代、追加の質問チケット代など。
- 送料
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教材発送にかかる費用。
- 模試・答練費用
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直前対策が含まれていない場合は別途必要。
- 割引制度
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キャンペーン価格、学割、再受講割引など。
これらを合計し、さらに「教育訓練給付金」の対象であれば、簿記講座で利用されることが多い一般教育訓練給付金として、厚労省が認定した教育訓練経費の20%(上限10万円)が支給される制度を利用し、実質負担額を抑えることができます。
なお、対象となるのは「一般教育訓練給付金」の指定を受けたコースのみです。全ての講座が対象ではないため、必ず事前に確認が必要です。
注意: キャンペーンや価格は時期によって変動します。必ず各公式サイトで最新情報(例:2024年11月時点)を確認してください。
質問サポートの有無と回数制限
独学と通信講座の最大の違いは「質問ができること」です。しかし、その手厚さは講座によって大きく異なります。
- 質問の有無
-
そもそも質問不可の安価なコースもあります。
- 回数制限
-
「期間中10回まで」など制限があるか、無制限か。
- 対応時間
-
平日の昼間のみか、夜間や土日も対応しているか。
- 返信スピード(SLA)
-
質問してから返ってくるまでの目安(例:平均2営業日以内)。
特に平日に仕事をしている方は、「質問できる時間が平日昼のみ」だと事実上サポートを使えません。自分の勉強時間とサポート対応時間が合っているかを必ずチェックしましょう。
映像講義やテキストの分かりやすさ
「わかりやすい」という感覚は主観的なものです。口コミだけを信じず、必ず自分でサンプルを確認してください。
チェック項目は以下の通りです。
- 1コマの長さ
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10分程度で区切られているか(スキマ時間で見やすいか)。
- 板書の有無
-
講師が画面に書き込むスタイルか、テキストを読み上げるだけか。
- 演習比率
-
例題の解説が丁寧か。
- 図表の多さ
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文章ばかりでなく、図やイラストで解説されているか。
- 音声速度
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倍速再生(1.5倍、2倍)でも聞き取りやすいか。
「わかりにくい」という口コミがある場合、それは講座の質が悪いのではなく、「基礎知識がある前提のハイレベルな解説」だったり、「合格に必要な範囲に絞り込みすぎている」ことが原因の場合もあります。
アプリや学習記録などのeラーニング機能
スマホ学習を重視するなら、アプリやシステム(LMS)の機能差は重要です。 単に「動画が見られる」だけでなく、以下の機能があるかを確認しましょう。
- ダウンロード機能
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Wi-Fi環境で保存し、外出先で通信量を気にせず見られるか。
- 倍速再生
-
復習時に時間を短縮できるか。
- 進捗管理
-
学習グラフでモチベーションを維持できるか。
- 小テスト・問題演習
-
動画を見た直後に確認テストができるか。
- 復習リマインド
-
間違えた問題を翌日などに再出題してくれるか。
例えば、フォーサイトの「ManaBun」などは、こうした機能が充実していることで知られています。
合格率や合格者数などの実績開示状況
「合格率No.1」といった広告を見かけますが、その数字の根拠(透明性)を確認することが大切です。
- 集計期間
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いつからいつまでのデータか?(例:2023年度試験)
- 母数
-
何人中何人が合格したのか?
- 算出方法
-
受講生全体か、回答を寄せた一部の人のみか?
- 対象コース
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どのコースの受講生が含まれているか?
これらが明確に記載されていない場合、実績だけで他社と比較するのは難しいといえます。実績非公開でも質の高い講座はありますので、実績はあくまで「判断材料の一つ」として捉えましょう。
【タイプ別】自分に合った簿記通信講座の選び方
ここまで確認したポイントを踏まえ、「あなた」にはどの講座が向いているのか、タイプ別に整理しました。 まずは簡単なチェックをしてみてください。
簡易タイプ診断
- 早く合格したいですか?(短期集中 or じっくり)
- 紙のテキストで勉強したいですか?(必須 or 不要)
- わからない所はすぐ聞きたいですか?(質問重視 or 自力解決)
- 予算は抑えたいですか?(コスパ重視 or 投資惜しまず)
- 将来1級も目指しますか?(はい or いいえ)
初心者から短期合格を狙う人
「とにかく早く資格が欲しい」「実務ですぐに使いたい」という方には、無駄を削ぎ落としたカリキュラムが適しています。
- 学習範囲が「合格ライン(70点)」に絞り込まれている。
- 単元ごとの小テストがあり、理解度をすぐに確認できる。
- ネット試験の模擬プログラムが充実している。
- 動画講義が1コマ15分程度と短く、スキマ時間に進めやすい。
大原などの大手でも、短期集中コースやネット試験対応プログラムが用意されている場合があります。
紙のテキストでじっくり理解したい人
「デジタルだけだと頭に入らない」「書いて覚えるタイプだ」という方は、紙教材が充実している講座を選びましょう。
- フルカラーで見やすい紙テキストが標準で付属する。
- 図解やイラストが大きく、視覚的に理解しやすい。
- テキストに計算用の余白やメモ欄が十分にある。
- 用語の索引が充実しており、辞書代わりに使える。
スタディングのように基本はデジタルでも、オプションで冊子版を購入できる講座もあります。その場合は、冊子代を含めた総額で検討しましょう。
質問しながら学習を進めたい人
「わからないとそこで止まってしまう」「独学で挫折した経験がある」という方は、サポート体制を最優先にしましょう。
- 質問回数が無制限、または十分な回数がある。
- 休日や夜間でも質問を受け付けている(返信は翌営業日でも可)。
- 平均回答時間が明示されている(例:24時間以内など)。
- 文章だけでなく、図解で回答してくれる場合がある
申し込み前に、問い合わせフォームから簡単な質問(講座内容についてなど)を送ってみて、返信の速さと丁寧さをテストしてみるのも一つの手です。
価格の安さとコストパフォーマンス重視の人
「できるだけ費用をかけずに合格したい」という方は、トータルコストで判断します。
- 受講料自体が安価である。
- 必要な教材が全て含まれている(追加購入不要)。
- 教育訓練給付制度の対象講座である。
- 合格お祝い金などのキャッシュバック制度がある。
ただし、「安かろう悪かろう」にならないよう、模試の有無や質問対応の制限については必ず確認し、リスクを納得した上で申し込みましょう。
1級合格まで見据えて長期学習する人
「2級取得後は1級、あるいは税理士を目指したい」という方は、長期的な視点での選択が必要です。
- 1級講座も開講しており、継続して学習できるカリキュラムがある。
- 基礎から応用まで、端折らずに網羅的に解説されている。
- 受講期限が長く、自分のペースで学習できる。
- 法改正などの情報提供が早い。
2級まではコスパ重視の講座で合格し、難易度が跳ね上がる1級からは大手の通学・通信講座に切り替えるという「乗り換え戦略」も有効です。
主要な簿記通信講座の口コミとデメリット
ここでは、代表的な通信講座について、公式情報とユーザーの声を交えて解説します。「良い点」だけでなく「合わない人が感じるデメリット」もしっかり把握しておきましょう。
フォーサイトの口コミと特徴
- 公式の事実
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「ManaBun(マナブン)」というeラーニングシステムがあり、スマホ学習に強みがあります。フルカラーテキストを採用し、合格点主義のカリキュラムです。
- よくある称賛
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「スマホで隙間時間に勉強しやすい」「テキストが薄くてやる気が出る」「合格率が高いので安心感がある」。
- よくある不満
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「内容が絞られすぎていて不安になることがある」「質問対応に少し時間がかかった」。
- 向く人・向かない人
-
効率重視・スマホ派には最適ですが、深掘りして学びたい研究肌の人には物足りないかもしれません。
ManaBunの評価と学習スケジュール
ManaBunは、動画のダウンロードや進捗管理ができる強力なツールです。「できること」は以下の通りです。
- 講義動画・音声の視聴とダウンロード
- デジタルテキストの閲覧
- 確認テストの実施
- 学習スケジュールの自動作成
例えば「通勤往復1時間+昼休み20分+帰宅後40分」といったスケジュールを登録しておけば、アプリがペースメーカーになってくれます。
1級に対応していない点に注意
2025年11月時点では、フォーサイトの簿記講座は2級・3級向けのみで、1級講座は開講されていません(今後変更される可能性もあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください)。
将来的に1級を目指す場合、2級まではフォーサイトで効率よく取得し、1級はTACや大原などの専門コースへ進むというルート設計が必要です。
スタディングの口コミと特徴
- 公式の事実
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圧倒的な低価格と、スマホ特化型のカリキュラムが特徴です。基本はWeb教材中心で、紙のテキストは標準では付属せず、必要に応じて「冊子版オプション」(別売)として追加購入する形になります。
- よくある称賛
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「とにかく安い」「ゲーム感覚で勉強が進む」「動画が細切れで見やすい」。
- よくある不満
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「紙のテキストがないと不便だった」「電卓を叩く練習が不足しがち」。
- 注意点
-
冊子版テキストの購入費を含めると、他社との価格差が縮まる場合があります。
わかりにくいという口コミの背景
「わかりにくい」という声の一部は、以下の3つのパターンに分類できます。
- 1.前提知識のミスマッチ
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3級の知識があやふやなまま2級コースを受講している。
- 2.要点主義への戸惑い
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「なぜそうなるか」の理屈よりも「解き方」を重視するスタイルへの違和感。
- 3.アプリの操作性
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画面のUIが肌に合わない。
これらは、無料体験で「サンプル講義1本+問題演習」をセットで試すことで、自分に合うかどうか確認できます。
紙テキストが別売りである点と操作性
スタディングを選ぶ際は、「冊子版オプション」をどうするかを決める必要があります。 1級・2級・3級のどのコースを受講するかによって冊子の価格や冊数も異なります。申し込み画面に進む前に、必ずオプション価格を確認しましょう。
クレアールの口コミと特徴
- 公式の事実
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「非常識合格法」という独自のメソッドを掲げ、学習範囲を厳選しています。テキストは比較的シンプル(モノクロ寄り)です。
- よくある称賛
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「リベ大(YouTube)でおすすめされて始めた」「コスパが良い」「質問体制がしっかりしている」。
- よくある不満
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「テキストが地味で眠くなる」「講義映像が少し古い感じがする」。
モノクロ教材は好みが分かれる
紙面のデザインは、学習のモチベーションに直結します。 「シンプルな方が集中できる」という人もいれば、「カラフルでないと頭に入ってこない」という人もいます。公式サイトで公開されているサンプルPDFを印刷してみて、違和感がないかチェックすることをおすすめします。
割引制度や教育訓練給付金の活用
クレアールは時期によって大幅な割引キャンペーンを行っていることがあります。 また、クレアールは簿記講座の中にも、【教育訓練給付制度対象】と明記されたコースが複数あります。
対象コースかどうかは、申込ページで「教育訓練給付制度対象」と書かれているか、公式サイトや厚生労働省の検索システムで必ず確認しましょう。
- 「教育訓練給付金 講座検索システム」にアクセス。
- 講座名に「クレアール」と入力。
- 希望するコースが「一般教育訓練」などの指定を受けているか確認。
ユーキャン・大原・TACなどの傾向
その他の大手講座についても、特徴を整理します。
- ユーキャン
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通信講座の最大手らしく、学習計画のサポートやFAQが充実しています。「初めてで不安」という初学者への配慮が行き届いています。
- 資格の大原・TAC
-
「通学講座」のノウハウをそのまま通信に持ち込んでいます。
- 事実: 圧倒的な情報量と、本試験レベルの的中率を誇る模試・答練があります。
- メリット: 難関と言われる回でも対応できる実力がつきやすい。
- デメリット: 費用が高め、かつボリュームが多いため、消化不良になるリスクがある。
通学講座のノウハウや教材の量
大手予備校系の通信講座を選ぶ最大のメリットは、「直前対策」の質です。 本試験のトレンドを分析した「公開模試」や「直前答練」が含まれているか、またその解説講義があるかを確認してください。
ネット試験対策に対応しているか
2級・3級は、年3回の統一試験に加えて、随時実施されるネット試験(CBT方式)も広く行われています。
ネット試験での受験を考えている場合は、講座側がCBT形式の対策に対応しているかを確認しましょう。 大原などでは、本番と同じ画面構成・操作感で練習できる「模擬試験プログラム」を提供しています。PCでの受験を考えている場合、このソフトの有無は大きなアドバンテージになります。
2分で決める!講座選びの最短手順
いろいろ比較したけれど、結局決めきれない…という方は、以下の最短ルートで決定しましょう。
Step 1: 無料体験やサンプル動画で相性を確認する
まずは「生理的に受け付けない」ものを除外します。
- 動画を「1.5倍速」または「2.0倍速」で再生し、声が聞き取りやすいか。
- 板書やテロップの文字がスマホ画面で読めるか。
- 最初の1問を解いてみて、「自分でもできそう」と思えるか。
Step 2: 教材・質問回数・価格の3条件で絞り込む
Googleスプレッドシートやメモ帳に、以下の項目を書き出して比較します。
| 講座名 | 価格(総額) | 紙テキスト | 質問回数 | 模試回数 |
| A社 | ○○円 | 標準 / 別売 | 無制限 / ○回 | ○回 |
| B社 | ○○円 | 標準 / 別売 | 無制限 / ○回 | ○回 |
この時点で、条件に合わないものを削除し、残り2〜3社に絞ります。
Step 3: 合格実績と直近の口コミで最終確認する
残った候補について、直近の口コミをSNSなどで検索します。 「自分と同年代」「同じような学習時間(社会人など)」の人の意見を3件ほど探し、大きなネガティブ要素がないか確認します。
Step 4: 申し込み前チェック
最後に以下を確認して完了です。
- 返品・解約の規定はどうなっているか?
- 受講期限は試験予定日まで余裕があるか?
- 使用教材の改訂日は新しいか?
費用・割引・給付金で見落としがちな点
申し込み直前に、「損をしない」ための最終確認ポイントです。
期間限定キャンペーンと申し込むタイミング
多くの講座では「月末まで」「期間限定」といったキャンペーンを実施しています。 焦って申し込む前に、以下の情報をメモしてください。
- 終了日時
-
日本時間でいつまでか。
- クーポン条件
-
誰でも使えるか、メルマガ登録が必要か。
- 対象コース
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自分が受けたいコースが含まれているか。
キャンペーンのために妥協して合わない講座を選ぶのは本末転倒です。「体験→納得→キャンペーン確認」の順序を守りましょう。
教育訓練給付金の対象になるか確認する
雇用保険に加入しているなどの条件を満たせば、受講料の一部が戻ってくる「教育訓練給付制度」が利用できます。
簿記講座で利用されることが多い一般教育訓練給付金では、教育訓練経費の20%(上限10万円)が支給されます。 必ず厚生労働省の「検索システム」で、検討中の講座が「指定講座」になっているかを確認してください。
- 確認事項
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指定番号、指定期間、修了要件(テストで何点以上取る必要があるか等)。
- 申請期限
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受講修了後、ハローワークでの手続き期限。
セットコースと単科講座の費用対効果
「3級・2級セットコース」は割安に見えますが、注意も必要です。
- セットの罠
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3級の内容は既に知っている場合、3級分のお金と時間が無駄になる可能性があります。
- 単科のリスク
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2級だけ申し込んだら、基礎知識の復習ができずにつまずく可能性があります。
自分の現状に合わせて、「急がば回れでセットにする」か「2級単科+市販の3級テキストで補う」かを計算してみてください。
通信講座でよくあるつまずきと対処法
通信講座を始めたものの、うまくいかない時にどうすれば良いか、事前の「転ばぬ先の杖」を用意しておきましょう。
スマホ学習で定着しづらい場合は紙を併用する
「動画は見ているのに、問題が解けない」という場合、手を動かす量が不足しています。
- 対策
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テキストを一度「紙」で通読する(プリントアウト含む)。
- 対策
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仕訳や勘定連絡図(ボックス図)を、裏紙でいいので手書きで書いてみる。
- 対策
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週末に1回だけ、「紙とペンだけで勉強する日」を作る。
質問回数が足りない場合はコミュニティを活用する
質問回数を使い切ってしまった、あるいは回答が待ちきれない場合は、SNS上の「簿記学習仲間」や勉強会を活用するのも手です。 ただし、講座のテキストの中身をそのままアップロードするのは著作権違反になるため、あくまで「この論点の考え方がわからない」といった一般的な質問に留めましょう。
模試や過去問が不足する場合は市販で補う
講座に含まれる模試だけでは不安な場合、市販の「予想模試」や「過去問題集」を1冊追加購入することをおすすめします。 特に直前期は、本試験形式の問題を数多く解くことが合格への近道です。ネット試験を受ける場合は、各スクールが提供する模擬試験プログラムを徹底的に活用しましょう。
講座を選んだ後にやるべきアクション
講座を選んで申し込んだら、そこがスタートです。 最初の48時間以内にやるべきことをリスト化しました。
初週の学習計画テンプレートを作成する
いきなり「毎日2時間」などの無理な計画は挫折の元です。 「1コマ20分の動画を見る」+「演習を10分やる」=30分セットなど、小さな単位で計画を立てましょう。
- 月〜金
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動画視聴と小テスト(インプット中心)
- 土・日
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まとまった演習と復習(アウトプット中心)
無料体験から本申し込みまでの流れ
- 気になる講座の無料体験(資料請求)に登録する。
- 実際にログインして、動画・テキスト・アプリを触る。
- 不明点があれば、質問機能を試しに使ってみる。
- 費用の総額とキャンペーン期限を確認する。
- 規約(解約・延長など)を一読して本申し込み。
この手順を一つずつクリアしていけば、後悔することはありません。
試験日程とネット試験の予約時期を確認する
学習のゴール(受験日)を決めましょう。 ネット試験(2級・3級)は、テストセンターが設定した試験日の中から、空き状況の範囲で自分の都合に合う日時を予約できる仕組みです。
CBT-Solutionsの受験者ポータルで、会場ごとの実施日と空席を確認できます。 テストセンターの空き状況を確認し、「いつまでに学習を終えるか」を逆算してカレンダーに書き込んでください。
まとめ
簿記通信講座選びで最も大切なのは、口コミの点数ではなく、「自分の生活スタイルや学習タイプに合っているか」です。
- 情報の鮮度(2年以内)と信頼性をチェックする。
- 費用は「総額」と「給付金」で計算する。
- 必ず「無料体験」で相性を確認してから申し込む。
まずは気になった講座の無料体験や資料請求から始めてみてください。実際に教材に触れてみることで、「これなら続けられそうだ」という実感が湧いてくるはずです。あなたの合格への第一歩を応援しています。

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